【外壁材】窯業系サイディングについて【外壁&屋根塗装 古河市】
2022.05.07 (Sat) 更新
茨城県古河市の
外壁塗装 屋根・鈑金専門店
かがやき塗装工業 です。
古河市を中心に地域密着で外壁塗装や屋根塗装、防水工事などを手掛けております。
前回のブログで、お家の外壁によく使われる外壁材を3種類ご紹介しました!
そこで、ご紹介した外壁材を3回に分けてより詳しくみていきたいと思います!
今回は、窯業系サイディングについてです!(^^)
特徴やメリット・デメリットについて更に深掘りしていきましょう!
窯業系サイディングとは?
前回のブログでも紹介させていただきましたが、窯業系サイディングとは、セメントに繊維質を混ぜ、板状に形成した外壁材です。
機能性やデザイン性に優れ、日本で使われるサイディングボードのほとんどが窯業系サイディングです!
色やデザインのバリエーションが豊富なため、タイル調やレンガ調など様々なデザインに対応が可能です。
しかし、劣化しやすいため、こまめなメンテナンスや塗装が必要です。
窯業系サイディングのメリット・デメリット
国内で多く使用されている窯業系サイディングですが、メリット・デメリットが様々あります。
メリット
・デザインのバリエーションが豊富
成形性が高く、タイル調や木目調、石柄など好みに合わせて柄が選べるので、理想通りの外壁が手に入ります。
デザインの自由度の高さは、窯業系サイディングにおける最大のメリットです。
・初期費用が抑えられる
窯業系サイディングは、他の外壁材と比べ初期費用が安いため、導入しやすい外壁材です。
また、作業はサイディングボードを外壁に貼り付けていく簡単な方法で行われるため、多くの業者が工事することが可能で、人件費も抑えられるでしょう。
窯業系サイディングは、コスト面と機能面の両方を兼ね備えている外壁材なのです。
・施工期間が短い
窯業系サイディングのリフォーム期間は、24~33日程度です。
工場で生産されたサイディングボードをそのまま使用するため、現場での工期が短くなります。
初期費用を抑え、施工期間を短くしたい方にはとてもおすすめの外壁材です。
・耐火性に優れている
窯業系サイディングは、防火外壁材と呼ばれるほど耐火性に優れている外壁材です。
建築基準法で定められている試験に合格し、不燃材料や純不燃材としても国から認められています。
デメリット
・メンテナンス頻度が高い
窯業系サイディングは、基本的にこまめなメンテナンスや塗装が必要な外壁材です。一般的な窯業系サイディングであれば、10年に1度の塗り替えをしなければなりません。
メンテナンスをせず、長く放置するとひび割れや剥がれなど劣化しやすくなるので、こまめな修繕が大切になります。
また、塗装と同時に5~10年の頻度で、サイディングボードの隙間や目地を埋める充填剤であるシーリングのメンテナンスを行うことをおすすめします。
このように、サイディングボードは他の外壁材と比べメンテナンス頻度が高く、手間もかかりやすいです。
・熱が蓄積しやすい
窯業系サイディングの原料であるセメントは、熱を吸収しやすい性質を持っているため、室温が高くなりやすいです。
特に夏場は、外壁が熱を持つと、室内にまで影響がでるので、エアコンの使用頻度が高くなるでしょう。
しかし、耐熱効果や断熱効果のある塗料を使用すれば、室内の温度上昇を防げる可能性が高いです。
・素材自体に防水機能がない
窯業系サイディングの素材はセメントのため防水機能が基本的にありません。
窯業系サイディングを施工するときは、塗装による防水加工で補う必要があります。
防水性の高い塗料が劣化して剥がれてしまうと雨水の影響を外壁が直接受けてしまうので、こまめにチェックしましょう。
サイディングの種類を比較
サイディングボードには、窯業系サイディングの他に主に3つの種類があります。
・金属系サイディング
・樹脂系サイディング
・木質系サイディング
それぞれの特徴や窯業系サイディングとの違いをご紹介します。
・金属系サイディング
金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミニウムなどの金属板を加工した外壁材です。
前述したとおり、他の外壁材と比べるととても軽く、窯業系サイディングの重量と比べると、ガルバリウム鋼板であれば約4分の1、アルミニウムであれば約8分の1の重さしかありません。
断熱性や耐震性、耐用年数は金属系サイディングが優秀ですが、デザイン性やコスト面であれば窯業系サイディングが優れています。
・樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは、腐食やヒビ割れが起きやすい塩化ビニール樹脂を使用した外壁材です。
窯業系サイディングと比較すると、耐久性や耐用年数は樹脂系サイディングが優れているものの、デザイン性やコスト面では劣っている傾向があります。
樹脂系サイディングは日本ではあまり普及していませんが、耐候性の高さから海外では人気のあるサイディングボードです。
・木質系サイディング
木質系サイディングは、素材に木材を使用した外壁材です。
耐熱性は木質系サイディングのほうが高いものの、デザイン性や耐火性、コスト面では窯業系サイディングが優れています。
木材のため冷や水に弱いですが、天然木ならではの温もりが感じられるでしょう。
窯業系サイディングは低価格でデザイン性が高い外壁材!
今回は、窯業系サイディングのメリットや種類をご紹介しました。
窯業系サイディングは、低コストでデザイン性が高いとても人気の外壁材です。しかし、他のサイディングボードと比べてメンテナンスの頻度も高く、手間は掛かってしまいます。
外壁材を検討する際は、見た目や初期費用だけでなく、メンテナンス性も見極めて選ぶようにしましょう。
今回は以上です(^^♪
お読みいただきありがとうございました!