スレート屋根の塗装【外壁&屋根塗装 古河市】
2022.05.11 (Wed) 更新
茨城県古河市の
外壁塗装 屋根・鈑金専門店
かがやき塗装工業 です。
古河市を中心に地域密着で外壁塗装や屋根塗装、防水工事などを手掛けております。
今回は、スレート屋根の塗装についてご紹介していきます!
目次
1.スレート屋根とは
スレート屋根は、板状または波板状に薄く加工されて作られた屋根材を指します。
コロニアルやカラーベストなどと呼ばれることもあります。
厚さ4.5ミリ、内容成分は85%がセメント、15%が石綿で構成されています。
とても軽量なため、建物への負荷が少ないので、地震対策にも非常に優れた屋根材だといえます。
さらに、色や形状が様々あるため、近年の住宅建材で非常に多く使用されています。一方で、この建材は寒さに弱く寒冷地での使用ができないという弱点があります。
2.スレート屋根を塗装する必要性
屋根に施される塗装を「美観のため」だけだと思っていませんか?
スレート屋根に塗られた塗料は、築7年前後から劣化が大きくなっていきます。
屋根は常に「紫外線」や「雨風」など自然環境が発生させる刺激を受け続けているので、お家のどこよりも傷みやすいです。
そして、スレート屋根に施されている塗装は、直接屋根材にこれらの刺激がいかないようにする役割があるのですが、塗装が剥がれてくると刺激を直に受けてしまうため劣化してしまいます・・・
屋根材1枚ごとはそこまで高くありませんが、屋根には何百枚という屋根材が乗せられており、全部ボロボロになって交換する場合、100万や200万といった高額のリフォームが発生してしまいます。
スレート屋根を刺激や劣化から守るために、塗装が必要となります。
例えば、屋根の劣化をそのままにすると、雨漏りの発生確率が高まり、そしてそれが引き金となってシロアリを呼び寄せる原因にもなってしまいます。
また、スレート屋根に施された塗装にも耐久限界が存在しているからこそ塗り替えが必要ですが、スレート屋根自体にも15~25年ほどの寿命が存在します。
メンテナンスをしないとすぐに屋根としての機能が果たせなくなるため、定期的な塗り替えを行い屋根材を守っていくことが、将来的な修繕費用を下げる結果にもなります!
スレート屋根の劣化は放置せず、塗装によるメンテナンスが必用なのです!
3.スレート屋根をメンテナンスする場合
それでは、どのような症状がでてきたらスレート屋根が傷んでいるといえるのか見ていきましょう。
スレート屋根の劣化の目安
コケの発生
スレート屋根の代表的な劣化としてあげられるのが、コケの発生です。先程書いたように、スレート屋根は主成分がセメントなので、表面の塗装が劣化すると、水分を吸収するスポンジのようになってしまいます。そのため、日当たりの悪い部分などはコケが発生します。コケは、水分を蓄える性質を持っているため、吸水性のあるスレートに常時、水を与え続けるという悪循環を起こしてしまいます。
釘抜け
スレート瓦は釘で固定されているため、この釘が自然と抜けてしまうことがあります。
スレート屋根の頂上部の棟押さえという板金は、気温の変化によってわずかですが、膨張・縮小を繰り返します。日中の暑さで膨張し、夜間の寒さで縮小することで、長い年数を掛けゆっくりと釘を外に押し出してしまいます。
これを放置していると、釘から雨水がつたい、躯体へ水を浸入させてしまうことになります。
メンテナンスを行う際は、釘が抜けていないかを確認し、傷んでいる釘は新しい物に変えるなど、対策を取る必要があります。
他にも
・築10年前後
・色褪せ
・割れ
・ズレ
・塗装の剥がれ
これらの状況や症状が現れている場合は、塗装が必要な時期となります。
屋根に上がって直接確認するとわかりやすいのですが、屋根に上がるのは大変危険なので必ず専門業者に依頼して屋根の状況を調べてくださいね(^^)
スレート屋根の劣化の原因
では、上記のような劣化がおこる原因について見ていきましょう。
主に3つあります。
1.経年劣化の問題
これは誰しもが避けられないものです。
2.屋根材の耐久度の問題
屋根材事態の耐久度が10年のものであれば、もともとの耐久度が低いので劣化屋根材の質に応じて早まります。
しかし、現在では約30年の耐久性をほこるスレート屋根もメーカーによって出されているので、屋根材の質によっても劣化速度が違うことを覚えてください(^^)
3.初期工事不良の問題
新築当初はキレイに見える屋根ですが、建築の際に手抜きや工事不良があると、そこを起点として劣化を発生させる原因をつくってしまいます。
例えば、スレート屋根のズレや屋根工事の為のビスを打った箇所からの雨漏りなどです。
これらの影響で、通常よりも早い段階でスレート屋根の劣化だけでなく建物の劣化を早めてしまう結果にもなります。
劣化がひどい場合は・・・
あくまでも、塗装は環境ダメージから守るための保護材です。そのため、塗装では直せないダメージを受けている場合は、屋根材を全て交換する「葺き替え」や、既存の屋根の上に重ねて屋根材を取り付ける「カバー工法」を行う必要があります。
この二つは塗装よりも費用が掛かるため、葺き替えやカバー工法を行うかは慎重に見極めてくださいね!
スレート屋根塗装の寿命を長く保つには?
せっかく塗装でメンテナンスを行ったのなら、その寿命を長く保ちたいですよね!
塗装で最も重要なポイントは塗料の種類はもちろんですが、この塗料の効果を最大限発揮させるために必要なことがあります。
それは、塗装前の洗浄や下塗りなどの基本的な工程をいかにしっかり行うか。
例えば、塗装前に下地をキレイにする洗浄をいい加減にしてしまうと、汚れた面の上から塗料を塗るのですぐに塗装が剥がれてしまいます。
塗料の性能を最大限活用するために、下準備の段階からきちんと行う事が大切です。
スレート屋根塗装の工程や期間
では次に、スレート屋根塗装の工程やそれぞれの期間についてみていきましょう!
①高圧洗浄(1日)
②塗装面の細かい修理(0.5~1日)
③下塗り(0.5~1日)
④中塗り(0.5~1日)
⑤上塗り(0.5~1日)
⑥縁切りorタスペーサー取り付け(0.5~1日)
先述したとおり、最初の①~③の段階をいかに丁寧にきちんと行えるのかがカギになってきます。
スレート屋根の塗装は、乾燥させた塗料の膜を重ねることで完成するので、洗浄と屋根に塗料を塗った場合、必ず乾燥期間を設ける必要があります。
DIYでできるのか?
近年、自分の住まいは自分でメンテナンスをしようというDo it your selfの考え方が若い世代を中心に広まっています。住宅への関心が高まり、定期的なメンテナンスの必要性を理解していただけること自体は、住宅の寿命を延ばす上で重要なことですが、スレート屋根の塗装のDIYについては、大変危険なためオススメできません。
理由は以下の通りです。
・屋根の上では不安定な状態での作業になるため
・塗布量を間違えるとすぐに剥がれてしまうため
・縁切りができないと、せっかく塗装をしても雨漏りの原因になってしまうため
・DIY用の安い塗料だとすぐに剥がれる
DIYは自分自身でできるので便利ですが、危険と隣り合わせなことと、塗料はただ塗れば良い、というものではなく専門の知識・技術が必要となるため、DIYはおすすめできません。
スレート屋根の塗装は外壁塗装と同時がお得
スレート屋根の塗装のみと、スレート屋根と外壁塗装を同時に行う場合では、トータルの金額が変わってきます。
屋根の塗装も、外壁の塗装も、塗装作業を安定して行うために足場の設置が必要です。
塗装する建物の大きさにもよりますが、足場をひとつ組み立てるのに10万円前後はかかります。
屋根と外壁の塗装を別々に行った場合は、足場×②回分かかるので、必然的に費用が高くなります。
少しでも塗装費用を安くするには、屋根と外壁の同時塗装がオススメです!
まとめ
スレート屋根の塗装は誰でもできるというものではありません。
おうちの家の屋根に合う塗料の選定・塗料の仕方・塗料の時期など、全て屋根塗装のプロでなくてはわからない情報がたくさん必要となります。
さらに、全国には塗装業者が数十万、地域だけでも数十社存在するため、中には悪徳まがいのやり方で塗装を行っている業者もあるかもしれません。
失敗しないスレート屋根の塗装を行うためにも、必ず優良業者にお願いをしましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
スレート屋根の塗装についてまとめてきましたが、何か疑問点等ありましたら、お気軽にお問い合わせください(^^)