外壁塗装における養生【外壁&屋根塗装 古河市】
2022.05.17 (Tue) 更新
茨城県古河市の
外壁塗装 屋根・鈑金専門店
かがやき塗装工業 です。
古河市を中心に地域密着で外壁塗装や屋根塗装、防水工事などを手掛けております。
外壁塗装を行う際、「養生」という工程があります。
塗装で言う養生とは、外壁の汚れや塗料が、不必要なところに付かないようにするために保護することです。
塗装場所やその近辺だけではなく、職人さんが通る可能性の高い場所もブルーシートなどを敷いて汚れないようにします。また、高圧洗浄機など重い機材の下に板を敷くことで、敷石などを傷つけないようにすることも養生といいます。
養生をきちんと行うことで、「塗料が隣のお家の車に飛んでしまった!」という、近隣トラブルも未然に防ぐことができます。
今回のブログでは、「養生」とはどんなものなのか、養生が必要な箇所、養生中も快適に過ごすポイントについてご紹介していきます!!
目次
外壁塗装における養生とは
塗料は液体ですので、塗装する際に周りに飛散してしまいます。
飛散防止ネットで建物全体を覆い、窓枠や樋などの塗料の付着・飛散が予測できる箇所はブルーシートやビニールなどを使って全て覆います。養生は全体の作業終了時に全て撤去するため後に残ることはありませんが、この養生の作業の出来が塗装の出来を左右するといっても過言ではありません。
養生を丁寧に行わず、養生テープの貼り方が適当であると、養生を外した際にテープと塗装した箇所の境目が歪んでしまい、見栄えが悪い仕上がりになってしまうことがあるからです。施行する外壁路養生部分の境界部を丁寧に養生することで、境目がまっすぐ美しい仕上がりになります。
養生に使う道具
養生テープ
主にシートを固定する粘着テープです。
段ボールに使うガムテープのような見た目ですが、弱粘着のテープです。剥がした跡にベタベタが残らないのでドアや窓にも使えます。緑色が多いですが、白や茶色のテープもあります。
マスキングテープ
粘着性の弱い紙テープで、養生テープよりも細かいので窓サッシなどの細かい養生に使います。
女性を中心にインテリア用品として流行中のマスキングテープは、元々この養生に使われるものでした。
ビニール
ビニールと呼ばれる薄いシートですがポリ素材のフィルムも多いです。
塗料と馴染みやすい表面加工がされていて、塗料がつきやすく垂れにくくなっています。踏むと滑りやすいので注意が必要です。
マスカー
養生テープとビニールが合体したものです。
保護と固定が一気にできる優れものです。マスカーの名前の通り、マスキングのための道具です。
ブルーシート
主に職人が通る地面に敷き、服や靴についた塗料が地面に落ちることを防ぎます。
ノンストップシートという、滑りにくいビニールを敷く場合もあります。
養生が必要な箇所とその期間を解説!!
1.外壁塗装において養生が必要な箇所
業者は塗料の付着、飛散が予測できる範囲はすべて養生します。養生には、敷地外への舗装等へ塗料の飛散を防ぐ役割もあるのです。
①窓
②付帯部分、小物(郵便受け、表札など)
郵便受けや付帯部分などの細かな部分もビニールやテープでしっかりと養生します。郵便受けは、養生が必要な場合と必要でない場合があります。郵便受けの周辺で塗装をする場合に必須ですが、郵便受けの開閉する部分は使用できるように養生してもらうことができます。
③玄関周り
床はノンスリップシート(水に濡れやすい場所などによく使われるシート状の床材)などを使用し、人が歩く際に引っかかったり滑ったりしないように養生します。また、ドアや窓は閉会できるように養生します。
④室外機・給湯器など
室外機、給湯器などの設備の給気口は塞ぎません。給気口を塞がない専用のカバーやメッシュカバーで室外機等を覆うことで、通常通りにエアコンを使用することができます。外壁塗装中に設備を使用する前に室外の設備の給気口が塞がれていないか、使用しても問題ないか、事前に業者に確認しましょう。
養生によっておこる外壁塗装のトラブルもある
外壁塗装は施工期間が長く、10日から1ヶ月近く行う事もあります。
植木がある場合は、塗料から守るためにビニールで養生をかけます。
しかし長い工期の間ずっとビニールをかぶっていると植木の呼吸ができずに枯れてしまうこともあります。
他にも、ビニールが直接車に付くと、車の塗装が変色してしまうこともあるそうです。
現地調査や契約の時に、移動させた方がいいものとそのままでいいものを業者とよく打ち合わせして、養生の前に大切なものは移動させたほうが良いでしょう。
養生中も快適に過ごすために知っておきたいこと
1.開閉したいドアや窓は事前に伝える
養生が必要な箇所でも、室内では快適に過ごしたいですよね。特に、キッチンや浴室などの窓で、開閉したい箇所はあらかじめ業者の人に伝え、毎日作業後に養生を外してもらうことが可能です。
2.養生中もエアコンや換気扇は使用できる
外壁塗装中に窓を開けられない期間は、エアコンや換気扇の使用が必要になる場合があります。特に夏や冬は室内の温度調整のためにもエアコンを使用する確率は高いでしょう。より快適に過ごすためにも、エアコンや換気扇を使用したい旨を事前に業者に伝えておきましょう。
まとめ
養生を行うことで、本来塗料が付いてほしくない箇所を守ることができ、塗装の仕上がりもぐっとキレイになります。
養生を面倒くさがってやらない業者はそれほどいませんが、一部の塗装を手抜きして省いてしまう業者がいます。養生も含め、自分の受けた仕事を丁寧に行ってくれる塗装店を見つけましょう(^^)
お読みいただきありがとうございました!