金属サイディングについて【外壁&屋根塗装 古河市】
2022.06.12 (Sun) 更新
茨城県古河市の
外壁塗装 屋根・鈑金専門店
かがやき塗装工業 です。
古河市を中心に地域密着で外壁塗装や屋根塗装、防水工事などを手掛けております。
皆様、金属サイディングというサイディング材をご存じでしょうか?
サイディング材の中で窯業サイディングのシェアは頭打ちである一方、近年、金属サイディングは着々とシェアを拡大させています!!
すでにリフォーム市場では人気の高い金属サイディングですが、新築住宅でも性能や意匠が評価され、需要も増えつつあります。
今回は、金属サイディングについて、メリットやデメリット、そして金属サイディングの塗装についてご紹介します!
目次
金属サイディングとは
金属サイディングは、柄付けされた金属板と断熱効果のある裏打材によって構成された外壁材です。
表面材には以下4種類いずれかの塗装金属板が使用されています。
1.塗装ガルバリウム鋼板
金属サイディングの主な塗装金属板は、ガルバリウム鋼板です。
ガルバリウム鋼板とはアルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板のことで、アルミニウムを55%含んだメッキ鋼板です。アルミニウムの耐久性と亜鉛の犠牲防食作用を併せ持つ優れた鋼板で、従来の亜鉛メッキ鋼板と比べ、数倍錆びにくいといわれています。
2.塗装溶融亜鉛メッキ鋼板
塗装溶融亜鉛メッキ鋼板は、溶融亜鉛メッキ鋼板に焼き付け塗装をほどこしたものです。
3.アルミニウム合金塗装板
加工しやすく、錆にも非常に強い材料です。何よりも軽量なので、建物への負担が少なくてすみます。
4.塗装ステンレス鋼板
塗装用原板に、優れた耐食性を持つステンレス鋼板を使用しています。非常に錆びにくく耐久性も良く加工しやすい材料です。
金属サイディングの特徴「メリット、デメリット」
金属サイディングのメリット
ここでは、金属サイディングのさまざまな良い点を紹介します。
断熱性
金属は熱くなりやすく、冷たくもなりやすいイメージがあるかと思います。
しかし実は、他の外壁材と比べて断熱材一体型の金属サイディングは断熱効果に優れています!!
金属サイディングは、しん材に断熱性能に優れた硬化プラスチックフォーム等を使用しているため、省エネに貢献します。
窯業サイディングと金属サイディングは厚みがほとんど変わりませんが、金属サイディングの方が5~6倍ほど断熱効果が高いのです。
美観性
金属サイディングは、さまざまなデザインコーディネートが可能です。木調、塗り壁調、レンガ、石、メタル調など多様な柄を用意しておりますので、建物の形状を選びません。
もともと金属サイディングは、シンプルさに定評はあったものの窯業サイディングに比べてデザイン性が劣るといわれていました。しかし、近年の金属サイディングは、技術の進歩と共に、多彩なデザインや繊細な色味を表現できるようになっています。
表面材に塗装ガルバリウム鋼板、アルミニウム合金塗装板、塗装ステンレス鋼板などが用いられており、これらはデザイン性に富むパターンや柄が施されており、ライフスタイルに合った住宅を自由に実現することができます。
耐震性
金属サイディングは重量が軽く、建生の総重量が少なくて済み、耐震性の向上を図るには最も適した外壁材といっても良いでしょう!
とくに金属サイディングの中でも、アルミサイディングは驚くほど軽いです!
耐久性
金属サイディングは、長期間美しい外観を保ちながら、優れた耐久性も持ち合わせています。
また、金属は強度が高く、吸水や乾燥収縮、地震の揺れなどの影響を受けにくいため、割れやカケなどの破損、あるいは凍害も起きにくいです。
張り替え時の負担が少ない
金属サイディングは構造上、他の外壁材と比べて簡単に剥がすことができます。
その上、処分費もあまりかからないというメリットがあります。
そのほかにも金属サイディングには、防音性・防水性・防火性などのメリットがあります。
金属サイディングのデメリット
窯業や樹脂に比べて価格が高い
新築時では樹脂サイディングの1.5倍程度、窯業サイディングの1.3倍程度、価格が高くなります。
ただし、モルタルやALC、タイルなどの外壁と比べると価格は安いです。
リフォーム時では外壁塗装の2.2~2.5倍程度かかるため、外壁リフォームでは外壁塗装を選択される方が多いです。しかし、長期的な視点から考えたときに、金属サイディングはコストパフォーマンスに優れた外壁であることは確かです!!
施工技術者が限られている
金属サイディングは専門性が高い工事になるため、施工が出来るのは十分な知識と経験を伴った板金工事業者に限られます。この点は、ハウスメーカーや工務店などの元請け業者にも求められます。
禁則サイディングの工事は、本来の性能を十分に発揮するためには慎重な業者選びが、最も重要なポイントといえるでしょう。
錆びることがある
そもそも金属サイディングは、錆びにくく錆が拡大しにくい点が認められ、普及が広まりました。
しかし、金属素材である以上錆びる可能性はあるため、適切なメンテナンスが必要です。
傷が付きやすい
鋭利な刃物やカギなどの先のとがったものなどで引っかけてしまうと、表面に傷が付きやすいです。
金属サイディングの塗装
金属サイディングは、定期的な塗装が必要です。
金属サイディングに生じる錆などの劣化は、確実に進行します。劣化が進行すると防水性が失われ、いずれは住まい内部に雨水が浸入します。住まい内部に侵入した雨水によって躯体が腐食するようなことになれば、あっという間に住まいは寿命を迎えてしまうことになるでしょう。
つまり、金属サイディングのお家を長持ちさせるためには、定期的な塗装が不可欠だということです。
塗装時期の見極め方
1.築年数・金属サイディングの耐久年数
新築の場合、築8~12年目が築年数の目安になります。また、耐久年数は約10年~と言われています。この数字は、塗装時期を見極めるひとつの目安になります。しかし、この数字はあくまでも目安であり、製品によって年数が異なりますので、お住まいの金属サイディング製品の耐久年数はHPやパンフレットなどで確認してみてください!
築年数や耐久年数が目安ではありますが、外部環境などによっては外壁塗装が必要となる時期が10年前後から大きくずれることもあります。耐久年数が10年の金属サイディングも、10年を待たずして塗装が必要になる場合もあれば、10年経ってもまだと指導する必要がない場合もあります。
2.劣化症状
時間の経過と共に生じる劣化症状で、塗装が必要かどうかを見極めることもできます。
[塗装が必要な金属サイディングの劣化症状]
・錆の発生
・塗膜の膨れ
・塗装の剥がれ
・チョーキング現象
3.プロに見極めてもらう
より正確な判断を行うには、塗装のプロである塗装業者に依頼して診てもらうのが良いでしょう。
塗装業者は、2でご紹介した劣化症状の有無を確認するだけでなく、打診棒で外壁内部の状態を診たり、より細かい部分のチェックを専門的にしていきます。そのため、そもそも外壁塗装が必要なのかどうか、いつごろ外壁塗装するべきなのかを、より正確に判断してもらう事が出来ます。
今回は、金属サイディングについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
金属サイディングは非常に優れたサイディング材ですが、他の外壁材と同様、メンテナンスも必要です。
また、金属サイディングを長持ちさせるためには、定期的な塗装が必要です。
塗装やメンテナンスが必要かどうかも、見極めるのは難しいですよね。
そんなときはプロの業者に頼って、お家の状態をみてもらいましょう!
弊社でも劣化診断やお見積もりは無料で承っておりますので、お気軽にご依頼ください♥