瓦屋根の葺き替え工事について【外壁&屋根塗装 古河市】
2022.06.17 (Fri) 更新
茨城県古河市の
外壁塗装 屋根・鈑金専門店
かがやき塗装工業 です。
古河市を中心に地域密着で外壁塗装や屋根塗装、防水工事などを手掛けております。
皆様、葺き替え工事についてご存じですか?
葺き替え工事は瓦屋根に行うものです。
葺き替えは高額な工事ではありますが、瓦には寿命があり、著しく耐久年数が低下した屋根は葺き替え工事しか修繕の手立てはありません。
寿命が理由でなくとも、耐震性能向上を理由に葺き替え工事を希望するお客様も最近は増えています。
そこで今回は、瓦の葺き替え工事についてご紹介します!
目次
瓦屋根とは
瓦屋根とは、瓦を屋根材として使用している屋根のことです。瓦の原料は主に粘土を焼いて成形したものですが、中には粘土以外の原料を使った瓦もあります。
種類と特徴
瓦は、いくつかの種類に分けられます。どのような瓦があるのか紹介します。
釉薬瓦(陶器瓦)
・瓦の表面を釉薬でコーティングした瓦。
・表面にツヤが出て、水がしみこみにくく、耐久性に優れている。
・釉薬によってさまざまな色が出せるという特徴がある。
無釉瓦(いぶし瓦・素焼瓦)
・釉薬を塗らない瓦。さまざまな種類があるが、代表的なのはいぶし瓦と素焼瓦。
・いぶし瓦は、主に日本家屋で使われる。瓦を焼き上げる際に、勲すことで耐久性を高めている。渋い銀色が特徴で、経年でムラが出るが、それが味になるとされている。
・素焼瓦は、粘土を焼いた素の状態の瓦。使用する色合いがそのままの瓦の色になる。洋瓦は基本的に素焼瓦。
セメント瓦
・セメントを主原料としたものを型に入れて形成する人工的な屋根材。
・コストが安く、大量生産できるという特徴があるが、割れやすく見た目が時代遅れな印象を受けるため、今はあまり使われていない。
瓦屋根の耐候年数
陶器もしくはセメント系の瓦の平均寿命は以下の通りです。
- 釉薬瓦・・・60年
- 無釉瓦・・・40年
- セメント瓦(無塗装の場合)・・・20年
葺き替えと葺き直しの違い
葺き替え
屋根瓦の葺き替えとは既存の瓦と野地板(下地)を新しいものに交換する工事のことです。葺き替えの場合、既存の屋根瓦は撤去し、処分します。新しい屋根材はガルバニウム鋼板製の瓦を用いるのが一般的です。
また、葺き替えを要する屋根は長年の重みの影響でたわみや歪みが生じているため野地板も交換します。
葺き直し
既存の屋根材を再利用して再施工する工事のことです。陶器瓦は地震や台風などの影響でずれが生じやすいです。
葺き直しの際、釘や銅線、接着剤、漆喰は新しいものを使用します。瓦のヒビは局所に差し替えたり、部分補修を行います。
葺き替えのメリット
1.家の寿命が延びる
屋根材だけでなく下地まで新しく取り替えるのが一般的なため、葺き替えをすれば屋根そのものが新造され、建物を風から守る機能などが向上して、家そのものの寿命を延ばすことができます。
2.家の耐震性が向上する
屋根の葺き替え工事で、軽い屋根材に交換すれば建物の耐震性が向上します。
瓦屋根は、耐久性が高くメンテナンスの手間がかからなくて済むというメリットがありますが、建物の重心が高くなり耐震性に影響します。
3.家の外観を一新できる
屋根は家の外観の大部分を占めています。屋根が変わるだけで、家の印象はガラッと変わります。例えば、屋根を瓦からスレート屋根や金属屋根など素材を替えるなど、屋根葺き替えで家を一新してみるのも楽しいかもしれませんね(^^)
以上、今回は屋根の履き替えについてご紹介しました。
屋根は、普段見る機会が少ないため、どうしても劣化に気がつきにくいものです。
長年、屋根のメンテナンスをしていないという方は、一度屋根点検などを依頼してみてはいかがでしょうか。
弊社でも、屋根の点検及びメンテナンス、履き替え工事ももちろん承っております!
何かお困りのことがございましたら、お気軽にお問合せくださいませ(*^^*)