水性塗料と油性塗料【屋根&外壁塗装 古河市】
2022.07.24 (Sun) 更新
茨城県古河市の
外壁塗装 屋根・鈑金専門店
かがやき塗装工業 です。
古河市を中心に地域密着で外壁塗装や屋根塗装、防水工事などを手掛けております。
塗料には、従来から使用されている油性塗料と、
環境への配慮から開発が進んでいる水性塗料があります。
これらにはそれぞれ特徴があり、メリットとデメリットをもっています。
今回は、油性塗料と水性塗料にはどのような違いがあるのか、またその特徴についてご紹介します!
油性塗料
メリット
⚪耐久性・密着性に優れている
油性塗料に含まれるシンナーなどの有機溶剤には、耐久性の高い塗膜を作る性質があります。
また、塗料が建材にしっかりと密着してくれます。
油性塗料で作られる塗膜は、紫外線や雨水、摩擦などの影響があっても劣化しにくいことが特徴です。
⚪光沢性に優れ、仕上がりが美しい
シンナーの性質から、キレイな光沢や艶を生み出すことができます。塗膜が自らまっすぐになろうとするため、油性塗料を塗った直後は刷毛跡がありますが、乾燥と共に跡がなくなり、凸凹のないまっすぐな仕上がりになります。
溶解力の強さによって塗料が均一に混ぜられているので、色ムラになりづらいという特徴ももっています。また、光沢や艶のある状態を長期間保つことができます。
⚪環境に左右されにくい
⚪乾燥がはやい
水性塗料と比べて水分量が少ないことに加え、シンナーそのものが蒸発しやすいという特徴があります。
⚪耐薬品性、耐摩耗性
デメリット
⚪シンナーを使用するため、独特の臭いがある
最も目立つデメリットは独特の臭いです。
⚪「VCO(揮発性有機化合物)を排出するため、近隣への配慮が必要
⚪引火性が高い
取り扱う際には火気に注意が必要です。また、塗料に使った刷毛やローラーは水洗いが出来ないため、専用のうすめ液などを使う必要があります。
⚪保管場所や管理の仕方に注意が必要
⚪値段が高い
水性塗料の値段より割高なことが多いです。水性塗料より耐久性が優れてい反面、その分硬化剤などが多く含まれているという理由からです。また、油性塗料は「2液型」を使用する事が多いのも費用が高額になってしまう理由のひとつです。
⚪室内での使用が出来ない
人体や環境に影響を与えるVOCが含まれるため、室内での塗装は避け室外の塗装で使用するのがオススメです。
また、ウッドデッキなどの比較的塗装面積の小さい範囲であれば、DIYで塗装することは可能ですが、外壁や屋根などを自分でするには扱いが難しい塗料のため、業者に依頼すると良いでしょう!
最近は、弱いシンナーでも溶かせる「弱溶剤」と呼ばれるタイプの塗料も開発されています。従来の溶剤塗料よりも臭いや刺激が少なく、人体や環境への影響が少ないため、水性塗料を適用できない箇所の塗装に向いています。
水性塗料
メリット
⚪臭いが少ない
塗料が乾燥する際、水性塗料はシンナーが含まれず水だけが蒸発するので臭いが発生しません。
無臭というわけではなく顔料や樹脂など塗料本体の臭いはありますが、気にならない程度です。
⚪人体への影響が少ない
塗料の希釈剤として「水」を使用しているため、有害な物質の発生が少ないです。
換気が十分でない室内などの場所でも、安全に塗装可能です!
⚪大気汚染の一因とされる「VOC」の排出が少ない
ただし、排出がゼロではないので敏感な型は注意しましょう。
⚪値段が安い
シンナーと硬化剤を使わないことから、油性塗料よりも安い値段で購入することができます。
最近では、油性塗料に引きをとらないくらいの耐久性を持つ水性塗料も開発され、値段や機能性を合わせたコストパフォーマンスが高くなっています!
⚪火事の心配が少ない
シンナーを含まないため引火の危険性が低いため、管理場所や施工場所などで火事の心配が少ないです。
⚪使用した道具等を水洗いできる
⚪扱いやすいため、DIYに向いている
デメリット
⚪油性塗料と比較した際の耐久性
水性塗料は、油性塗料と比べると基本的に耐久性に劣ります。しかし、徐々に油性塗料と並ぶほどの耐久性を持つ水性塗料が開発されています。
基本的に水性塗料の方が耐久性が劣る理由としては、溶剤としてシンナーではなく「水」を使用していることにあります。シンナーが作る塗膜に比べ水でつくられる塗膜はどうしても劣ってしまうのです。
⚪時期や天候に注意が必要
油性塗料に比べ乾燥しにくく、塗装に適していない時期(気温が低い/湿気が多い)に左右されやすい塗料です。
⚪油性塗料よりも密着性に劣る
窯業系サイディングやモルタルなどの素材にはよく馴染みますが、アルミやステンレスといった金属部分には密着しにくい性質があります。
⚪屋根の下塗りや雨樋、破風板、軒天井などに適さない
上記にもあるように、金属部分に密着しにくいという特性があります。
水が主成分であるため、ツルツルとした塗装箇所には適さないのです。また、中塗りや上塗りであれば問題なく使用できますが、金属部分の下塗りには適していません!
しかし、木材の外壁や屋根などには水性塗料が十分に密着させることができます。
いかがでしたでしょうか!
塗料には油性塗料と水性塗料の2種類があり、その違いは「シンナー」を混ぜているか「水」を混ぜているかという点にあります。
どちらにも良い点・悪い点があり、どちらかがダメということはありません。
良い塗料を選ぶには、自分の要望やお家の状態に合ったものを選ぶことが重要です!
私共も、油性塗料、水性塗料の各特性とメリットを考慮し、その箇所に合った最適な塗料を選定して皆様にご提案させていただきます(^^)
弊社では、劣化診断、ご相談、見積提出はすべて無料となっております!
電話での来店予約も承っております。何かお困りのことがありましたら、お気軽にご連絡ください!