塗料の「1液」と「2液」とは?【屋根&外壁塗装 古河市】
2022.08.02 (Tue) 更新
茨城県古河市の
外壁塗装 屋根・鈑金専門店
かがやき塗装工業 です。
古河市を中心に地域密着で外壁塗装や屋根塗装、防水工事などを手掛けております。
塗料には、「1液」というものと「2液」というものがあるのをご存じでしょうか?
専門的で難しく思えるかもしれませんが、実はそれほど複雑なものではありません!
今回の記事では、塗料における「1液」と「2液」の違いやそれぞれの特徴についてご紹介します!
この2種類の違いを理解すれば、ご自身の目的や要望に合った塗料を選ぶことができます。
また、塗料選びのポイントもごしょうかいしますので、この記事を読んで適切な塗料を選べるようにしていきましょう!
目次
塗料における「1液」と「2液」とは?
まず、「1液」と「2液」とはどういったものなのでしょうか。
このふたつの大きく違う部分は、「使用時に必要な材料の缶の数」です。
「1液」・・・主剤塗料+希釈剤(水orシンナー) 「2液」・・・主剤塗料+硬化剤+希釈剤(水orシンナー) |
水性塗料の場合は塗装する際に水を混ぜるので、
水性「1液」・・・主剤塗料+水 水性「2液」・・・主剤塗料+硬化剤+水 |
一方、油性塗料の場合は、塗装の際シンナーを混ぜるので、
油性「1液」・・・主剤塗料+シンナー 油性「2液」・・・主剤塗料+硬化剤+シンナー |
このようなかたちで塗装を行っていきます。
また、1液と2液の塗料は「ウレタン」「シリコン」「無機」「フッ素」などのグレードにそれぞれあります。
そのため塗料を選ぶ際は、
①塗料のグレード ②水性or油性 ③1液or2液
と言う流れで塗料を選択していくのが一般的です!
1液と2液の違い
価格 | 耐久性 | 使いやすさ | 施行可能範囲 | 使用可能時間 | |
1液 |
安い |
低い |
使いやすい 手間がかからない |
サイディング・モルタル・コンクリート |
塗装した次の日も 同じ塗料が使用可能 |
2液 |
高い |
高い |
2液を混ぜる必要があり、 手間がかかる |
サイディング・モルタル・コンクリート・ALC・ステンレス・メッキ・GRC・アルミ |
混ぜた分はその日しか使用できない |
⑴価格
1液と2液の塗料を比べたときに価格が安いのは「1液」塗料です。
1液塗料は主剤のみですが、2液塗料はプラスで硬化剤が必要になるからです。
さらに、水性の場合シンナーも不要なので、主剤の塗料のみの金額になります。
⑵耐久性
耐久性が高いのは、2液の塗料です。
1液と比較して、2液は硬化剤を混ぜて塗装をするため、塗膜が強固になり耐久性が高くなります。
外壁塗装や屋根塗装などできるだけ長持ちさせたい場合は、2液を用いることをオススメします。
⑶手間
作業手間がかからないのは「1液」です。
1液は塗料缶の蓋を開けてすぐに使用することが出来ます。特に水性の場合は主剤の塗料のみ準備すれば良いため、準備に手間がかからず手軽に塗装することが出来ます。
2液の場合は硬化剤を規定の量を測定して混ぜる必要があるため、初心者の場合は特に手間と時間がかかります。
⑷使用可能範囲
使用できる範囲が広いのは、「2液」の塗料です。
硬化剤を混ぜることによって塗装出来る範囲が広がります。
様々な場所を塗装したい場合は「2液」の塗料を選ぶことをオススメしますが、塗料によって施行化の箇所は変わるので、用途に合った塗料選びをしてください(^^)
⑸使用可能時間
「1液」の塗料は翌日も使用することができます。
2液の塗料は使用する分のみを混ぜないと、次の日に使用することが出来ないため注意が必要です。
2液の塗料で数日間に分けて塗装する際は、その日に使用する塗料の量を考えて使っていきましょう!
☆「1液」と「2液」の注意点☆ 価格が安い1液と耐久性が高い2液の主剤の塗料は同じものではありません。 1液の塗料に硬化剤を混ぜて使用したり、2液を主剤のみで使用するなどはできませんのでご注意ください!! |
要望に合わせた塗料選び(DIYの場合)
ふたつの違いを理解しても1液にするか2液にするか、迷ってしまいますよね。
そんな方のために、DIYの場合の塗料の選び方をご紹介します!
塗料にはたくさんの種類がありますのでご自身の目的に合った塗料を選びましょう(^^)
要望①手軽に塗装したい!
手軽に塗装がしたい!と言う方には「1液」がオススメです。
価格が安く、手間がかからずに使用することができることから、実際にDIYで多く用いられます。
自分で小さい椅子や棚などを塗装する際などは、1液を選ぶと良いでしょう!
要望②長持ちさせたい!
塗装を長持ちさせたいのであれば、2液の塗料がオススメです!
1液よりも価格が高く手間もかかりますが、強固な塗膜を作ることができます。
また様々な素材に塗装することが出来るので、塗りたいものをキレイに塗装出来るというメリットもあります。
ただし、強化剤をきちんと測って十分に混ぜて塗装することが重要になるため、丁寧に作業する必要があります。
時間をかけても長持ちさせたい!と言う方は2液の塗料を選びましょう!
プロに依頼するなら「2液」!
プロに塗装を依頼する場合は2液の塗料を使用してもらうのがオススメです!
特に屋外のもの(外壁や屋根、ウッドデッキなど)は、紫外線や雨などの自然現象によって劣化のスピードが速いです。
そのため、耐久性の高い塗料で塗装してもらわなければ再度塗装が必要になり、かえって費用がかかってしまいます。
耐久性重視の場合は、プロに塗装を依頼し、2液の塗料で長持ちさせましょう!
☆プロに依頼する際には、塗料の説明をしてもらいましょう☆ 塗装を依頼する際は、どのような塗料を使うのか、何年持つのか、保証は何年なのかまど、細かい部分を説明してもらいましょう! なぜならどのような塗料を使うのかがわからないと、見積りの価格が適正なのかも判断が難しいからです。 塗料のカタログ等もありますので、そちらを確認しながら塗料について理解した上で、依頼するようにしましょう! |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
1液と2液の差は、使用時に必要な材料の数です。
それぞれメリットとデメリットをもち、どちらを選ぶかは塗装する箇所に適したものであり、自分の要望と合致するものであるか、を中心に考えていきましょう!
ご自身に会った塗料で満足のいく塗装をしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
弊社では、劣化診断、ご相談、見積提出はすべて無料となっております!
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