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外壁の汚れの原因

コケ・カビなどによる汚れ

日当たりの悪い北側などの外壁は湿気が多くなるため、コケやカビが発生しやすくなります。

コケやカビが根を深く張ると洗浄してもまた生えてくるため、完全に除去することが難しくなります。

そして、外壁にひび割れなどの劣化を起こしやすくなります。

雨だれや水垢汚れ

窓サッシやバルコニーの手摺などに汚れが溜まると、雨によって流れ落ちて外壁に線状の「雨だれ」が付くことがあります。

また、雨水が溜まってしまうと水垢汚れが発生することがあります。

鳥のフンによる汚れ

黒っぽい外壁に鳥のフンが付着すると、とても目立ちます。

鳥のフンには病原菌が含まれているため、人間の体内に入ると健康被害が起こるおそれがあります。

また鳥のフンには酸成分が含まれているため、金属やコンクリートを腐食させる作用があります。

外壁の素材別のお手入れ方法

外壁の素材によって、適切なお手入れ方法が異なります。

素人判断でお手入れすると逆に外壁を傷めてしまったりすることもあるため、素材別の注意点を確認しておきましょう。

①サイディング

サイディングと聞いてイメージするのは、国内の新築戸建ての約７割で採用される「窯業系サイディング」かと思います。

そのほかにも「金属製サイディング」、「樹脂系サイディング」、「木質系サイディング」があります。

サイディングの表面には塗装が施されているため、硬いブラシや高圧洗浄機を使って強い力で洗浄すると、塗膜が傷ついてしまいます。

そのため柔らかいスポンジを使ったり、弱い水圧で洗浄を行いましょう。

②モルタル

モルタルは水を混ぜ合わせて施工するため、水分が抜けていくとひび割れができやすい素材です。

お手入れする際は、柔らかいブラシを使ったり、弱い水圧で洗浄する必要があります。

モルタルの表面には小さな凹凸があるため、ブラシで溝に溜まった汚れをかき出しましょう。

また既にひび割れができている場合、そのまま洗浄すると水や洗剤がひび割れから侵入し、内部が腐食したりカビが発生するおそれがあります。

大きなひび割れはセルフで修復することが難しいため、業者に修復して貰ってからお手入れしましょう。

外壁のお手入れで使う道具

柔らかいブラシ

ブラシを使えばモルタルなど表面に凹凸がある外壁でも、溝の汚れをかき出すことができます。

また、高いところの洗浄には伸縮ブラシが便利です。

伸縮ブラシは1～2メートルの長さまで調整が可能なので、手が届かないところでも洗浄することができます。

ただし、伸縮ブラシを使っても届かない場所を無理に洗浄するのはやめておきましょう。

梯子や脚立に上って作業することは転落事故につながる危険があるため、無理せず専門業者に任せましょう。

外壁用洗剤

洗剤は、ホームセンターなどで「外壁用洗剤」と表記されているものを購入しましょう。

また『水垢・埃・排気ガスなどに対応』『コケ・カビに対応』等、汚れの種類に対応したものを選びましょう。

散水ホース・高圧洗浄機

外壁を水で洗い流すためには、散水ホースが必要です。

また、タイルであれば高圧洗浄機を使用して、より頑固な汚れを落とすことも可能です。

高圧洗浄機使用の際には、隣家に水が飛び散らないように注意を払いましょう。

窓を開けっぱなしにしておくと室内に水が浸入することがあるので、窓はしっかり閉めておきましょう。

ゴム手袋・マスク

洗剤で手荒れを起こしたり、汚れのなかに病原菌が含まれていることがあるため、外壁のお手入れの際にはゴム手袋の着用をおすすめします。

また舞い上がった病原菌を吸い込んだり、カビを吸い込んでアレルギーを起こすおそれがあるため、マスクも着用しましょう。

外壁塗装＋αのセルフメンテナンスをおすすめします

また、いくらご自分でお手入れを頑張ったとしても、約１０年に一度の外壁塗装を怠ると意味が無くなってしまうのでご注意ください😣

外壁塗装とプラスアルファのセルフメンテナンスを行っていくことで、ピカピカな外壁を保ちましょう！！✨