塗料とペンキの違い【屋根&外壁塗装 古河市】
2022.04.21 (Thu) 更新
茨城県古河市の
外壁塗装 屋根・鈑金専門店
かがやき塗装工業 です。
古河市を中心に地域密着で外壁塗装や屋根塗装、防水工事などを手掛けております。
外壁塗装では「塗料」を使用します。「塗料」と聞くとペンキを想像されるかもしれませんが、「塗料」と「ペンキ」は別物です!では、厳密にはどのような違いがあるのかみていきましょう!
「塗料」と「ペンキ」の違い
外壁塗装に使用される塗料には様々な種類があり、価格や機能もそれぞれ異なります。実際に外壁塗装を行ったことがある方なら聞いたことがあるかもしれませんが、塗料には「ウレタン系」や「シリコン系」などがあります。これらは、ペンキではなく塗料に分類されます。
塗料とペンキについて、それぞれの意味や成分などをみていきましょう!
成分や役割の違い
● 塗料=顔料、樹脂、溶剤などを混ぜて作られたもの。塗ることで、外観を美しくするだけでなく、対象物の保護や機能を保護・付与する役割があります。
● ペンキ=オイルペイントや、合成樹脂調和ペイントのことを指します。植物油などで希釈します。
植物油などで希釈されたペンキに比べ、塗料には顔料、樹脂、溶剤などが含まれているという成分の違いがあります。また、塗料は美観性だけでなく、対象物の保護・機能の付与などの役割もあるのです。
では、機能面ではどのような違いがあるのか、次は耐候性を中心にみていきましょう。耐候性の違いがわかれば、外壁塗装で塗料が使用される理由を理解しやすくなります!
耐候性の違い
耐候性に関しては、塗料の方が優れており、外壁塗装にペンキを使用した場合は、塗料を使った場合よりも短いスパンで再塗装が必要になります。簡単に言うと、ペンキで外壁を塗り替えると、変色や劣化が起こりやすいのです。そのため、外壁塗装には塗料の方が適しているといえます。
塗料の中でも、シリコン樹脂塗料ウレタン樹脂塗料は耐候性が高く、コストとのバランスも良い種類です。塗料の種類によっても、外壁の耐用年数に違いが出ます。
例えば、シリコン樹脂塗料であれば、再塗装までに10~15年ほど猶予がありますが、グレードを下げてウレタン樹脂塗料などを選ぶと塗り替えまでの期間が7~10年とやや短くなります。更に、ペンキの場合は更に短い期間で塗り替えを行うことになります。
乾燥時間の違い
ペンキは、塗料に比べて乾燥時間が長いというデメリットがあります。現在の外壁塗装はほとんどペンキが使用されなくなりましたが、その理由のひとつとして、乾燥時間の遅さがあげられます。
とはいっても、全てのペンキが乾燥しにくいという訳ではありません。ペンキにも「オイルペイント」や「合成樹脂調合ペイント」などが種類があります。オイルペイントに比べれば、合成樹脂調合ペイントの方が乾燥時間は短くて済みます。
しかし、合成樹脂調合ペイントも耐候性が低いという点ではオイルペイントと変わりません。また、コンクリートなどのアルカリ成分に弱いため、外壁塗装に使用するとヒビや剥離の原因になる可能性があります。そのため、外壁塗装には向いていないといえます。
合成樹脂調合ペインを使用する箇所は、外壁ではなく主に鉄部や木部などです。
ペンキのメリット
ここまで述べてきた通り、外壁塗装にはペンキではなく塗料のほうが適しているといえます。では、ペンキにメリットはないのか、と思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
ペンキのメリットといえば、低価格で施工がしやすいという点があげられます。ホームセンターなどに行くと、合成樹脂調合ペイントが塗料より低価格で販売されています。施工についても、下準備は必要になるもののペンキの方が比較的簡単に塗ることができます。
総合的に見るとペンキの使用はありorなし
先述したとおり、ペンキには耐候性が低く、乾燥時間も長いなど塗料に比べデメリットがあります。乾燥時間に関しては多少改良されてきているものの、耐候性に関しては低いことに変わりありません。
つまり、外壁にペンキを塗ったところですぐ剥がれてしまいます。そのため、耐候性に優れている塗料を利用するのが最良でしょう!
耐候性が低いと短い期間に何度も塗り替えをする必要があるので、その都度かかる手間や時間を考慮するとやはり塗料のほうが外壁塗装にはふさわしいのです。
塗料とペンキの違いについて、おわかりいただけましたでしょうか?
今回は以上です!
最後までお読みいただきありがとうございました(o^^o)!