外壁塗装は3回塗りが一般的!正しい回数と例外ケース【外壁&屋根塗装 古河市】
2022.08.08 (Mon) 更新
茨城県古河市の
外壁塗装 屋根・鈑金専門店
かがやき塗装工業 です。
古河市を中心に地域密着で外壁塗装や屋根塗装、防水工事などを手掛けております。
外壁塗装で複数の業者に見積り依頼をした場合
「外壁塗装は3回塗りで行います。」
「特別に4回塗ります!」
「この塗料は2回塗りなので、その分費用が浮きますよ!」
などなど・・・
業者によっていっていることが異なり、何を信用して良いのか迷ってしまう、というケースがあります。
外壁塗装の塗る回数ですが、一般的には3回塗りです。
ただ、使用する塗料や外壁の劣化状況によっては2回や4回など、回数が変動するケースもあります。
今回のブログでは、一般的な外壁塗装の塗り回数と、それ以外の回数になるケース、また回数を守らないとどうなってしまうのかを解説していきます!
外壁の塗り回数は品質を左右するとても重要なものなので、ぜひ最後まで読んでみてください(^^)
目次
1.外壁の塗り回数の基礎知識
まず外壁塗装における塗り回数とは、外壁全体に十分に塗料を塗って「1回」とカウントしますので、ご注意ください。
一般的には3回塗り
先述したとおり、外壁塗装の塗り回数は3回塗りが一般的です。
3回塗りの内訳は
「①下塗り塗料による下塗り、②上塗り塗料における中塗り、③上塗り塗料における上塗り」です。
下塗りは、外壁の細かいひび割れを埋める役割や、外壁と上塗り塗料の密着性を高める役割があります。
中塗りと上塗りは、防水性を高める動きや働き、カビやコケの抑制、断熱性、色付けなど塗料によってさまざまな役割を果たしてくれます!
詳しくは下記をご参照ください。
弊社でも、外壁塗装は3回塗りで行っていますので、施工事例などを参考にしてみてください(^^)
塗料や下地によって変わる回数
一般的には3回塗りですが、例外もあります。
使う塗料や外壁の劣化状況によって2回や4回、もしくは5回など回数が増減します。
その場合について、詳しく見ていきましょう。
2回塗りの例『クリア塗装』
透明な塗料を使用するクリア塗装は、下地補修の役割の下塗りが要らないのと、発色を気にする必要が無いため、2回塗り仕上げの製品が多いです。
4回塗りの例『外壁の劣化が進んでいる』
通常3回塗りで仕上げる塗料でも、外壁の劣化が進んでいると下塗りを2回行う場合があります。
外壁の状態によって、下塗りが2回必要になったり、上塗りが3回必要になったりすることもあるので、そのような場合、4回塗りになります。
5回塗りの例『多彩模様塗装』
多彩模様塗装では、何色も色を重ねたり、最後に柄を吹き付けることもあるので、工程が5回に及ぶことがあります。
スプレーの場合は下塗り・中塗り・上塗りの計3回塗り、ローラー工法の場合は下塗り・中塗り2回・上塗り2回と計5回塗りになります。
【注意】カタログに記載の無い4回塗りは危険です!
「特別に4回塗ります!」「サービスで多く塗ります!」というセールストークには要注意です。
一見、お得で良心的に感じるかもしれませんが、これは要注意です!!
なぜなら、必要以上に塗り重ねると、塗膜が厚くなり、かえって剥がれやすくなってしまうからです。
多く塗った方が長持ちするというわけではなく、むしろ不具合に繋がる可能性があるので正しい塗り回数で塗装してもらうことが大切です。
回数を守らないと起こる不具合
先述したとおり、塗料の塗る回数はメーカーによって定められています。
その回数を守らないと、どんなに綺麗に塗装しても、以下のような不具合が生じてしまうことがあります。
①剥がれ
必要以上に多く塗り重ねる塗膜が厚くなり、剥がれやすくなります。
②色ムラや色褪せ
塗り回数が少なく、十分な膜厚が確保されないと、数年で色ムラや色褪せが生じる可能性があります。
2.塗り回数以外で重要な塗装のポイント
手抜き工事ではなく質の高い塗装をしてもらうためには、塗り回数以外も重要です。
きちんと守らないと、剥がれなどの原因になってしまうので、高品質のために守るべき重要なポイントをご紹介します!
①乾燥時間
塗料ごとに何時間乾燥する必要があるのか、カタログに記載がありますので、こちらもチェックしましょう。
乾燥時間を守らずに塗り重ねると、回数を守っても不具合が生じる原因になります。
手抜き業者の中には、工期を短くするための乾燥時間を守らずに1日で3回塗りを終わらせてしまうようなところもあります。
工期が短いのは魅力的ですが、質の高い工事をしてもらうためには、乾燥時間を守って塗装してもらいましょう!
②塗料の希釈料・使用料
こちらも重要なポイントです。
希釈料というのは、塗料と水、又はシンナーの混ぜる分量のことであり、これも塗料ごとに定められています。
塗料代を浮かせるために水やシンナーを必要以上に使って塗料を薄めてしまう悪徳業者も存在するようなので、注意が必要です。
必要以上に薄められた塗料では、十分な耐久性を保つことができません。
正しい希釈料で十分に塗料を使用してくれているのかは非常に重要です。
③塗装時の天候
塗装は、天候も重要です。
雨が降って外壁が塗れている状態での塗装は、後に剥がれや膨らみが生じる恐れがあります。
また、雨が降っていなくても下記のような気温・気象の場合は塗装作業を避けてもらいましょう。
・湿度85%以上
・気温5℃以下
・強風
・降雪
上記のような気象の中で塗装をすると、同じく剥がれや膨れが生じる可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
外壁塗装の塗り回数は、塗装の品質を左右する非常に重要なものです。
一般的には下塗り・中塗り・上塗りを各1回ずつ行う3回塗りが多いですが、塗料や下地の状態によっては2回や4回以上塗ることもあります。
大切なのは、塗料と外壁ごとの仕様に合わせた回数で塗装をすることです。
ご自身の外壁塗装を行う際は、使用する塗料が何回塗りなのか確認することが大切です。
業者の中には、お見積もりに「シリコン塗料一式」などと記載して、下塗りを省くなど手抜き工事をするところもあります。
正しい塗り回数で施行してくれる塗装業者で長持ちする塗装をしてもらいましょう!
また、塗り回数以外でも
①乾燥時間 ②塗料の希釈料・使用料 ③塗装時の天候
上記の3点は重要なポイントです。
工事後も綺麗な状態でなるべく長持ちする塗装をするために、業者選びは慎重に行いましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!