・強度があるため重いものを載せても耐えられる。
・軽量なので建物にかかる負担が少ない。
・継ぎ目ができず、複雑な形状のところでも防水層を形成できる。
・厚みの均一な防水層を形成できる。
・乾くのが早く工期が短く済む。
デメリット
・頑丈であるが故に伸縮性が無いので、ひび割れが生じやすい。
・紫外線の影響を受け劣化しやすい。
・下地が鉄の場合は施工できない。
こんなベランダにおすすめ✨
・一般的な広さで変形量が小さいベランダ(広すぎると地震などの際変形して、防水層にひび割れが生じる)
・インテリア雑貨や鉢植えなど重いものを置くベランダ
・人の出入りが多いベランダなどで工期を短くしたい場合
②ウレタン防水
ベランダのメンテナンスの際に採用されることが多いのは、ウレタン防水です。
比較的リーズナブルで、下地がどんな素材でも対応することができます。
ウレタン防水にはさらに「密着工法」と「通気緩衝工法」があり、一般的にベランダに採用されるのは「密着工法」です。
雨漏りが起きてしまっている場合は「通気緩衝工法」で施工する必要があります。
密着工法
密着工法は下地に直接ウレタン防水材を塗り、補強布を貼り付けた後ウレタン防水材を重ね塗りする施工方法です。
施工面をしっかり乾燥させることが必要になるため、一般的なベランダなど狭い場所に採用されます。
耐用年数
約10年
価格
4,000~6,000円/㎡
工期
3~7日
メリット
・下地がどんな素材でも施工できる。
・軽量なので建物にかかる負担が少ない。
・継ぎ目ができず、複雑な形状のところでも防水層を形成できる。
・リーズナブルな費用で防水工事ができる。
デメリット
・施工技術が必要になるため、職人によって品質に差が出る。
・雨漏りが起きているベランダでは、水分が膨れを起こす恐れがあるため施工できない。
こんなベランダにおすすめ✨
・床面が凸凹していたり複雑な形状のベランダ
・リーズナブルにベランダの防水工事を行いたい場合
通気緩衝工法
通気緩衝工法は通気を良くするために通気緩衝シートを貼り付けてから、ウレタン防水材を塗っていく工法です。
下地に防水層を密着させず湿気の通り道を作り、湿気を外部に逃がすのが特長です。
耐用年数
約10年
価格
5,000~7,000円/㎡
工期
3~7日
メリット
・下地がどんな素材でも施工できる。
・継ぎ目ができず、複雑な形状のところでも防水層を形成できる。
・雨漏りが起きてしまったベランダでも施工出来る。
・ややリーズナブルな費用で防水工事ができる。
デメリット
・施工技術が必要になるため、職人によって品質に差が出る。
こんなベランダにおすすめ✨
・床面が凸凹していたり複雑な形状のベランダ
・雨漏りが起きてしまっているベランダ
③シート防水
シート防水は、下地の上に塩化ビニール製などの防水シートを敷き詰めて固定する施工方法です。
工場生産されたシートを使うため、ムラができにくく安定した品質が期待できます。
耐用年数
約10年
価格
5,000~8,000円/㎡